2010年10月09日

病診連携について思うこと

 みなさん、こんにちは。秋分の日も過ぎ、日が暮れるのが早くなってきましたね。プロ野球はやっと優勝チームが決定して、これから約1ヶ月あまり、クライマックスシリーズ、日本シリーズとおもしろくなりますね。何試合か球場に足を運んで、例年通り応援したいと思っています。

 クリニックは市の特定健診が終了し、10月1日からはインフルエンザの予防接種が開始になっています。今年度は、従来の季節型と、昨年流行した新型が一緒になっており、成人の場合、1回接種となりますし、供給数も十分確保されているようで、昨年の様にワクチン不足はおこらなそうなので、優先順位などは考慮はいらないようです。ただ、ワクチンの予備がクリニックにないと接種できませんので、来院される前にお電話等でご連絡いただいた方がよいかと思います。

 さて今回は、最近他科の医師との紹介について思うことがありますので、記載したいと思います。
 
 病診連携などといわれていますが、実際の場面では、お互いに多忙な診療中、スムーズに運ばないことがあります。何しろ担当の医師に連絡がつくまでに、まず長い時間を要してしまうのです。5分以上は日常的で、10分以上電話口で待つことも珍しくありません。この間はスタッフに手伝ってもらいながら診療するわけなのですが、やっと連絡がついて病状を説明しても、重症度が高く入院を要すると思われる場合でも、日勤帯にも関わらず、空床がないので別の病院をあたってほしいとの御返事を頂くことも、正直珍しくありません。急性期の病院がこのような対応レベルでは、地域住民の要望に応えているとは思えません。勤務医の先生方も、医師不足といわれる中での診療は、大変かとは思います。しかしせめて手間を惜しまず患者さんの診療にあたるのは、急性期病院の責任としては当然であり、この手間を省こうとするのは、無責任な医師・病院と言わざるを得ないと思います。

 さまざまな事情があるとは思いますが、地域における使命を再度考えていただきたいと思います。


posted by きょうさん at 15:21| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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