2009年05月11日

新型インフルエンザについて

 みなさん、こんにちは。ゴールデンウィーク、特に前半は、天気にも恵まれ、外出日和になりましたね。我が家も近場に家族で何回か出かけてきました。大分、refreshできたと思います。

 このところ、連日テレビでは豚インフルエンザの感染拡大が報じられています。WHOでも、警戒レベルが日に日に上がり、ついにフェーズ5まで引き上げられました。

 フェーズ5は、フェーズは6段階しかないので、大変高い警戒レベルだと思います。日本国内でも、ついに新型インフルエンザの感染患者が確認されました。しかし身近に感染者がいないためか、それほど強い危機感がもてないのが、正直なところだと思います。

 感染対策は、勤務医時代からの経験からすると、感染を収束させるには、感染者(源)の隔離が一番重要だと思います。医師会の治療方針からすると、メキシコ・アメリカ、カナダから帰国して、38度以上の発熱を認める患者さんは、保健所に連絡し、指定の発熱外来を受診するように推奨されています。

 何年か前に、重症急性呼吸器症候群(SARS)が東南アジアを中心に流行したときにも、同様の問題が起きておいたと思います。しかしあの時は、致死率が高かったわりに、WHOの感染症の警戒レベルが今回ほど高くなかったように思います。しかしながら、この感染症の場合でさえ、感染症に対する対策は厳しかったように思います。防御用のガウン、服などは1セット100万円くらいを要するものもあり、当時担当していた診療科・病棟ともに準備不足もあり、病院側も担当科に対応を任せ、防御セットを迅速に準備してもらえなかったように記憶しています。今回も政府職員の発言を聞いていると、感染対策は本当に大丈夫なのかと正直やや不安になってしまいます。

 最後には、「自分の身は自分で守れ」というような話になるような気がします。できる事は、一般的な感染対策でしょうか?咳エチケットは当然でしょうし、症状のある方だけでなくマスクの着用、手洗い・含嗽の励行等が重要だと思います。今後の感染拡大の状況にもよりますが、人混みが予想される場所への外出を控える事も必要になるかと思います。

 いずれにせよ、今後の経過観察は重要と思いますが、正確な情報収集と感染対策が非常に重要な課題になると思われます。
posted by きょうさん at 22:51| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もとじ先生
大変ご無沙汰しております。
実は診療体制に慣れない私は戸惑いを隠せません。
一か月に一度の診察で、ここ3か月違う先生に遭遇して
おります。最近は5/11(月)に行きました。
私の思いこみ、勘違いとは言え流石に精神的に
参ってしまいました。薬を頂いても無感情だし
張り合いがないし、単純に院長先生の診察日に
行けばいいのは、わかっていますが、病院探しをして
先生を頼りに診察に行き、安心感もあったのに。
今は不信感でいっぱいです。先生の明るい笑顔を
拝見すると安心出来ていたのになぁ・・・
と思う今日この頃です。
Posted by 富澤りえ at 2009年05月17日 10:30
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