みなさん、こんにちは。オリンピック感動の連続でしたね。
野球とシンクロナイズドスイミング(チーム)は残念でした。もう少し期待していたのですが…。女子ソフトボールは本当に感動しました。1番の金メダルだったような気がします。
8月は、夏季休暇、オリンピックとあっという間だったような気がします。楽しい1ヶ月だったような気がします。
ところで今回は、関節痛について書いてみようと思います。
自分の専門がリウマチ・膠原病のためでしょうか、クリニックには関節痛を自覚され、来院される患者様が数多くいらっしゃいます。もちろんリウマチを懸念されて来院される方がほとんどですが、これがなかなか難しいのですね。
ほとんどの患者様が受診される前に他の医療機関を受診されています。リウマチ関連の血液検査をされている患者様がほとんどなのですが、これだけでは2/3程度しか陽性にでませんし、診断基準なるものからすると、基準項目7つのうちの1項目にしか過ぎません。
診断基準の中で1番多いのは、関節腫脹という関節所見です。これは、専門家以外で鑑別するのはなかなか大変です。変形性関節症の事もありますし、他のリウマチ性疾患による関節痛の事もあります。
当院では、臨床症状、関節所見、X線検査、血液検査、診断基準などを総合して診断、治療させていただきますので、関節痛が継続しお悩みの方は、1度クリニックにお越し下さい。
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さて、クリニックさんに行くと、実は、いつも困ったな〜と感じていることがあります。これまで、こんなことを申し上げたら失礼だと思い、遠慮していましたが、今回、関節痛がテーマでしたので、勇気を出して書こうと思います。
院内の @椅子とAドアについてです。 @待合室の椅子が低くて、立ち座りが不自由です。(府中病院ぐらいあると楽です)A診察室の引き戸に取っ手がついていないので、手で開け閉めができません。もし、手すりのような形状の取っ手がついていれば、痛い手を使わずとも、肘や肩やおしり?などで、自分で開けられるかなと思います。
関節痛がありますと、思わぬことがバリアになるものですね。リウマチ患者さん達とよく話をしますが、「外出先では、まず、椅子の高さと、ドアの取っ手の形状を見るよね」と。きっと、杖を使うご年配の方々、赤ちゃんを抱っこしているお母さんなど、両手に書類を持ったビジネスマン(これは、あまりいないかもしれません)など、ユニバーサルに喜ばれるのではないかと思います。
では、季節の変わり目、お元気にお過ごしくださいますよう。